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どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

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花さき山」 絵本っていいなぁさんの声

花さき山 作:斎藤 隆介
絵:滝平 二郎
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1969年
ISBN:9784265908202
評価スコア 4.63
評価ランキング 3,492
みんなの声 総数 103
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  • 怖そうな昔話?なんて敬遠しないでください。
    この絵と文章でないと伝わらない、静かな美しい世界があります。

    私も、子どもが怖がるかな?と思いつつ
    たまにはこんな本も、と一応読み聞かせてみたら・・・
    上の子がじーっと聞き入り「もう一回読んで」が2回、
    我が家の本棚に収まることになった本です。

    山姥の方言交じりの語り口は優しく、心地よく
    土に水がしみ込むように心に届きます。
    誰かを思って我慢したとき、花さき山に人知れず花が開く・・・。

    誰かを思って我慢する、なんて
    自分の子どもにはあまりさせたくない。
    だって人生損しちゃいそうじゃない。
    我儘って言ってみるもんだよね、絶対聞いてくれる人っているんだよ。
    そんな話を聞いて苦笑いしたこともあります。
    今の時代、大人だって自分を守ることで精一杯。
    だけど。

    まだ小さな子どもが、
    誰かに強要されたわけでもなく
    見返りを期待しての行動でもなく
    自分の大切な人(この本ではお母さんですね)を悲しませないために踏ん張っていることがある。
    私も気付かないところで、そんな健気さに助けてもらっているかもしれません。
    そんな透明な優しい気持ちが集まれば、きっと世界は本当に美しくなる。

    我が家の、ちょろちょろしてばかりいる上の子も
    私のために我慢していることがあるのでしょう。
    また昔話だからこそ、あまり現実味が強すぎず
    すんなり世界に入って行けたようです。

    個人的には、死んでしまう八郎の話などは、自己犠牲すぎてちょっと・・・と思ったりもしましたが(本を読んでいたら違うかも)、
    子どもにも大人にもおすすめです。

    投稿日:2009/02/17

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