節分まめまきのいわれは…。
いろいろな豆まきのお話がある中で、このお話は少し地味かも知れません。
何気なく母親が言った一言。
「雨を降らせてくれたら、娘を嫁にやってもいいよ。」
真に受けた鬼が、雨を降らせて村に豊作をもたらせたために、お母さんは自分の言った言葉の責任を取らされます。
鬼は酒飲みではあったけれど、決して悪い鬼ではなさそうなのですが、娘のおふくは嫌でたまらない。
鬼の家を逃げ出して…。
追ってきた鬼にぶつけたのがいり豆。
いった豆を植えて、芽が出てこないかと期待する鬼が健気に思えてしまって、この豆まきはちょっとかわいそうに思えてきました。