私が子供のときに母に買ってもらって何度も読んだ本です。小さなジェインが大好きなピンクの毛布。どんなときにもそばになくてはいられない大事な毛布が、大きくなるにつれてだんだん小さくなり、古くなり。そしていつかジェインもその毛布から卒業していくお話です。
私も子供のときに枕を離すことができず、そばにないと大泣きしていたそうで、そんな私を見て母が読んでくれました。
そんな私の娘は、タオルをくわえていないと眠れない子でした。その姿を見てこの本を思い出し、実家で探して読んでやると、自分と同じだと思ったのか夢中になって聞いていました。
「これがそばにないと・・・」というどの子にもよくあるテーマを、その卒業までを追っかけて見せてくれる、何だか懐かしくなる1冊です。