「月刊 かがくのとも」版を図書館で借りて読みました。
とても優しいお話でした。
子供はもう小学生で、そういえば、こんなだったなあと、懐かしく思い出されました。
お母さんと赤ちゃんの絆を描いた文章と絵が、とても合っていて、本当に心が温かくなります。
ただ、お母さんが母乳が出ず、がんばるところが痛々しかったです。
ここで「赤ちゃんは三日分のお弁当、水筒を持ってるから大丈夫」という内容が出て来きますが、これは医学的根拠がなく、日本独自の表現だそうです。
あくまで母親の気持ちを楽にさせるための言葉です。
実際には、新生児の低血糖状態は、リスクが大きく、粉ミルクを補助的に取り入れる場合が多いと思います。
心配しすぎかもしれませんが、この部分をそのまま子供にすり込ませるのは、将来親になった時に、マイナスな知識になるかもと、「今は、お腹が減った赤ちゃんにはミルクをあげて、安心させてあげるんだよ」と娘には付け加えました。
でも、そんな趣旨のお話ではないので、この誤解を受けそうな部分があっても、良いお話だと思います。