上方落語「地獄八景亡者戯」を絵本にしたこの本。
落語好きの息子には、もってこいの絵本。
軽業師のそうべえ、あやまって転落し地獄へ・・・
そこで出会った歯医者と医者とやまぶしとともに、どんな地獄へ送られても、全くへこたれない4人組。
鬼もえんま大王もあきれはて・・・
独特な絵と、コテコテの関西弁が特徴。
作者は美大の「染色図案科」専攻とのこと。
よーく見ると、キャンパスなのか、布地に絵が描かれています。
その効果なのか、独特のにじみ、風合いがある絵で、インパクトがあります。
「地獄」の雰囲気が、よく伝わってくる絵本。
そして会話形式のお話で、全て関西弁。
初めて読んだときには、うまく語れず、そして誰の台詞かわからず、かなり苦労しました。
何回か読んでいくうちに、上手に読めるようになりましたが、子供に読み聞かせる前に、練習必要かも。
子供にはコテコテの関西弁も面白いらしく、笑いながら聞いています。
ただ、まだ自分で読むのは難しいです。