引越しの挨拶にきつねのおくさんが いちごをたぬきのうちに持っていったことから物語りが始まります
「それじゃあ わたしも なにかおかえししなくっちゃ」とたぬきのおくさんが たけのこを持っていき おかえしのおかえしのおかえし…と延々とおかえしがくりかえされる
ご近所付き合いを大切にするおかあさんは わたしの母の姿にだぶる気がしました ベットで横になっている母の傍らでなにげなく声に出して読んでいたら 起きてきて笑い出し 「きのう前の家でいちごをこんなにもらった おかえしにお饅頭でも買って持っていこうか」と言い出しました なんてタイムリーだったんだろう 早速お饅頭を買ってご近所に母と一緒に「おかえしです」ととどけましたよ こどもたちだけでなく 御年寄りの読み聞かせにもお奨めですね