手先が器用なジョニー。
ものつくりが大好きです。
お気に入りの『大時計のつくりかた』という本を開いて100回目に、彼は決意したのです。
周囲に理解されずとも、彼の揺るがない決意、好きなことに打ち込む集中力に引き込まれました。
この“意思の継続”のエネルギーがこの幼いジョニーの中にあるかと思うと、全ての子どもの無限の可能性を大切にしたいと思いました。
両親が完成した大時計を見て、初めてジョニーを認めるページにほっとしました。
エンディングもお話しの世界ならではの幸せな閉じ方だと思います。
著者のメッセージ文が、ジョニーを支えたスザンナと同名のお孫さん宛というのも、微笑ましいと思いました。