子どもが初めて出会う民話シリーズの中の一冊です。
語り口調が優しく、とても温かみがあります。
方言というか、民話独特のなまりのある言葉が使われていますが、とってもわかりやすいです。
きこりのじいさまがうっかり木のてっぺんにおむすびを結わえ付けたまま木を切り始めました。
あと一息で切り倒せるという時にそのことに気がつきます。
「こりゃ たいへんだー」と叫びます。
その声にクマの夫婦が驚き、慌てて鹿のところにとんで行き、
「きこりのじいさまがしくじって たいへんだたいへんだー!」と教えます。
それに鹿の親子が驚いて、いのししのところへ・・・。
「たいへんだー」の連鎖が始まります。
子ども達が大好きな連鎖のパターンと、楽しい展開で
読み聞かせにピッタリ♪
季節の設定が秋〜初冬なので、その頃に読んであげるのがいいかもしれないですね。