ヴァージニア・リー・バートンさんの絵本は、ちょっと文章が長いです。
7歳の娘はよく聞くけど、4歳の息子にはまだ難しいかなぁ。
一軒のおうちと、時代とともにかわっていくまわりの風景を書いています。
どんどん便利になっていくことが、ほんとによいことなのか?
田舎での、ちいさなおうちの生活は、朝になるとお日様がのぼり、夕方には、お日様が沈む。
今日がすぎるとまた次の日がくる。
単調なものだけれど、季節の移ろいがあり、そこに根付いて暮らす人々があり、静かに流れる時間がある。
便利になり、豊かになると同時に失われていくものもあるということ、何がほんとうに大切なのかということ、ほんとうの幸せって何かな?っていうこと、そして、今ある時を大切に、ということ、そんなことを思う絵本でした。
ちいさないえを中心に流れる季節の描写がとてもいいなぁと思う絵本です。