わらしべ長者の逆バージョンのようなお話です。
別にだまされているわけではなく、ハンスは、自分で、一般的に見れば価値の低いものと自分の持っているものを交換してしまうので、外野がとやかく言う筋合いではないのですが、読んでいてちょっとイライラしたりもします。
子どもたちは、「しあわせなのかな?」とちょっと不思議そう。
次男は、「僕だったら、馬と牛は交換すると思うけど、がちょうと石はいやだなあ」という感想でした。
そりゃ、だれだってそうでしょう。
でも、何も持ってなくたって、元気な体があって、それをおかあさんに見せてあげることが一番の幸せなのかもしれませんね。
絵はとても素敵なので、読み聞かせにはこの本はいいと思います。