山の幼稚園を覗くのが好きなこぎつねキッコが主人公。
キッコは、山の幼稚園の裏山に住んでいるキツネです。
幼稚園が夏休みに入り、誰も来なくなる期間を見計らって、
キッコは、憧れの幼稚園へ毎日遊びに行きます。
幼稚園で1人(一匹)で遊んでいるキッコの姿が、とても
楽しそうで、微笑ましいです。
とってもとっても幼稚園に憧れている感じが伝わってきます。
そして、夏休みが終わりに近づき、幼稚園とお別れする時に
キッコのとった行動が、またとても愛らしいですね。
大好きな幼稚園の子供達を見守るキッコ、そして、そのキッコの
気持ちをくんで見守っているキッコのお母さんの存在。
そんな見守る気持ちが心地よい、素敵な一冊です。
どうやら「キッコ」シリーズとして、シリーズ化しているようですので、
他の作品も読んでみたいと思いました。