全体的にシュールな雰囲気が漂います。
かわいいというのでも、変化球的な展開ながら、強烈なイラストが添えられているわけでもない。
なんだか「静かに変」なのです。
これに、ちょっとホラー要素を足したら「世にも奇妙な物語」にも使えそうな。
でも、きっと主人公のように強いこだわりを持った子供というのは、多くいてきっと周囲から「なんか、変」と言われているのだろうと思います。
この作品では、自然に「こだわり」を受け入れる人々が登場するので、そういう面で安心して読めるともいえるでしょう。
強いこだわりを持つ子供の親にとっても。
うちの子供には、合わなかったみたいですが。