発想といいリズム感といい夢が膨らむ絵本です。
「あったとさ あったとさ」で繰り返される、野原に現れた巨大な「もの」と100人の子どもたち。
初めて見る人には、表紙を見て想像するのはピアノではないはず。
いきなり、野原と巨大なピアノの組み合わせ、100人の子どもたちがやってきて遊ぶ姿は、とても心地よく夢が膨らんでいきます。
リズムとテンポがとても気持ち良いので、話の展開にも違和感がありません。
夢の世界でさらにイメージが拡がります。
扇風機の風で100人の子どもたちはおうちに帰りましたが、もっともっと野原に巨大な「もの」があると楽しいですね。
読み手さんに続編を考える楽しみを残してくれました。