シンガーソングライターでもある中川ひろたかさんらしい作品です。
自分が泣いたことを数えていたら、いろんなことが気になってきました。
カラスは泣いているのだろうか?
戦争で泣いている子供たちが気になった。
赤ちゃんはよく泣くけど、お父さんの泣いたところを見たことがない。
お母さんはテレビを見ていて泣くけれど、けがをしても泣かない。
寝ていてお母さんの涙をみたけど、泣いていないって言われた。
ぼくはどうして泣くんだろう。
大人になったら泣かないんだろうか。
表現はメロディに乗りそうな詩です。
子どもの疑問と涙のわけを考えています。
とても感性豊かな作品。
子どもにいろんなことを考えさせて、感じさせて、読み聞かせる大人をうならせる作品でした。