昔話風の始まりといい、物語の展開、読み聞かせにぴったりの絵本です。そしてシンプルなんだけど深〜い内容にじ〜んときました!
プテラノドンの両親が愛情いっぱいに子育てをして、やがて巣立ちの時がやってきます。分かれのシーンの両親の会話がとっても感動します。こどもの力を信じて、二人は去っていきます。
朝目が覚めると両親の姿が見えません。
そして泣き疲れて眠ってしまったプテラノドンの子。そこへお腹をすかせたティラノサウルスが近づいてきますが、火山の噴火で大怪我をしてしまいます。
その時プテラノドンの子供がとった行動が素晴らしい!
迷い悩みながらも自分で正しいと思ったことを両親の教えを守りながら懸命に考え行動に移していく姿に自分の子供の成長を重ね合わせて読んでしまいました。こんな風に育ったくれたら、と願いをこめて・・・。
小さいお子さんは親子で、自分で読めるお子さんをおもちのかたは、親にも是非読んでもらいたいな〜と思う一押しの一冊です。
このシリーズは二冊目ですが、もっと読みたいと思います。