ああ…
なんていいお話なんだろう。
久しぶりに子供に帰って、絵本にどきどきしたり、しみじみと感動しました。
絵本は大好きなのですが、どこかに必ず、「大人としての視点」があるのです。
でもこの絵本は、心底子供の視点で読んでいました。
ティラノサウルスと、プテラノドンの子供の話。
捕食する側とされる側。
奇妙な偶然が重なって、二人の間には、友情に似た物も生まれます。
でも、最後去っていくプテラの方には、ティラノの本心が分かりませんでした。
ティラノの方にも、プテラが最後に思っていた事を知るすべはありませんでした。
でも、ティラノの気持ち、プテラの気持ちを両方知っている読者としては。
せつないなあ…ああ、せつないなあ…
プテラの両親の言葉といい、この絵本はあらゆるところで胸をうちます。