源平絵巻物語を読んでみると、源平合戦の中で、義経が大きく取り上げられているのを感じます。
頼朝が鎌倉幕府を開いたのですから、頼朝が中心でもよさそうなものだと思いますが、非業の死をどけた義経人気は高いんですね。
この源頼朝との出会いはストーリー的には感動的な出会いですが、この行きつく先を知っていて読むと、
義経の悲劇の始まりとも感じられてしまいます。
また、平氏の世の中の終わりを告げる序章でもあり、歴史を知って読むと感慨深い気持ちになりました。
美しい文章と絵で、源平合戦の時代の風を感じることのできる絵本だと思います。
結局、息子とだけでなく、読み応えがあると夫も興味を示して、家族で読みました。