主人公は、くちびるがキュートなクモの女の子。
お気に入りの家族のペットになろうと、あれこれ頑張るのだけど
いつも「きゃああああああああクモだ!」と叫ばれて、追い出されます。
クモを追い出すとき
パパは優しく、そっとコップに入れて外に出すのに
ママは容赦なく、ジャバーッと水で流しちゃうところが
我が家みたいで可笑しかったです。
(主人曰く、朝グモは殺しちゃいけないんだとか。蜘蛛の糸?!)
銀色に輝くクモの巣のページには
息子は「うわーっ」と声をあげて大喜び。
ラメ(?)で描かれたクモの巣はキラキラ光っていて
雨の日、雫がレースのように美しいクモの巣を思い出しました。
触り心地もザラザラしていて、大人も楽しいです。
ペットになれて良かったね、と思っていたら
最後は調子にのっちゃったクモの女の子が、やらかしてしまいます。
あぁ、もったいない。
でも、やっぱり最後に「きゃああああああああクモだ!」って読むのが
嬉しかったりして。
本物のクモは大嫌いな私と息子ですが、
この絵本の、とことん前向きなクモの女の子はお気に入りになりました。
年少さん位から小学校低学年のお子さんにおすすめです。
ぜひ、ザラザラ触らせてあげてください。