公園で、縄跳びのなわを忘れてしまったおかげで、出会うことのできたきつねたちの縄跳び風景。
小さなりえちゃんとけんちゃんの兄弟、そして、きつねたちのほのぼのとした表情がとてもいいですね。
やはり、酒井駒子さんの描く子供の表情は最高です。
小さな女の子が、きつねの子に、自分のなわとびを譲ってあげる気持ち。
「いいの、いいの」と言いながら、なんだか、ごちゃまぜの気持ちだった女の子。
小さな子のがんばった姿がいじらしく、よかったね、えらかったね、と思いながら読みました。
はねるように跳ぶきつねの縄跳び姿もとてもかわいいですよ。