むかーし、昔、みごとに育てたかぼちゃの中から 楽しそうな
祭り囃子が聞こえてきます。
「どんどん ひゃらら」 「どんひゃら どんどん」
毎晩、枕元で聞いていたおじいさんとおばあさんは
かぼちゃに穴をあけて中をのぞきます。
ある晩、太鼓の皮が破れてお囃子が聞こえなくなり、
心配でなかなか寝付かれない二人は、
自分たちで新しい太鼓を作って、かぼちゃの中へ
いれてあげます。
お礼の団子を食べたら、ちいちゃくなって
かぼちゃの国へようこそ!と招待され、
二人はいつまでもしあわせにくらしたとさ。
めでたし、めでたしの昔話は、いいですね。
正直で働き者の老夫婦が極楽、ごくらくと
言って安眠出来るようなお国柄でありますように!