ノルウェーの民話の再話です。
アスビョルンセン再話の『太陽の東 月の西』という短編集「家事をすることになっただんなさん」
で読んだことがあり、
面白いお話なので、いつかストーリーテリングの持ちネタにしたいと
密かにねらっていました。
もちろん、題名でピン!ときたので、早速読んでみました。
草刈鎌や、おかゆのイメージが言葉だけでは難しいかな、と思っていましたが、
絵本だと子どもたちにも紹介しやすいので、嬉しいです。
主人公の親父さんはおかみさんの家事の仕方が気に入らないのです。
あんまり怒鳴られるので、おかみさんは仕事を交代することを提案します。
さあ、親父さんの家事奮闘記が始まりますが、
そう、家事って案外大変なんですね。
かくして、親父さんには次々と(痛快な!)ハプニングが。
短編集ではその後は語られていませんでしたが、
この作品では、最後の絵がそっと暗示しています。
幼稚園児くらいから、このお話の奥深い面白さを共感してもらえそうです。