いもとようこさんの絵なので子どもに選んだのですが途中であきたようです。この絵本では、動物の子どもたちは登場しません。ピンバッチやブーケの白い花が印象に残ります。ひらがなですが読みやすい文です。なお、金の星社の「ポケットいっぱい」のたくさんのポケットや「もういーいかい」のタヌキくんのポケットとは異なり、この絵本のポケットは出会いの場所でしかありません。エンディングが素敵ですが、今風ではありませんし、普遍的な価値観ではないように思われます。絵が素敵で、最後の言葉も素敵なはずなのに読み手を選びます。どことなく80年代の演歌のような雰囲気を感じたのは私だけでしょうか。