ナンセンスを描いたら、長さんか井上さんかっていうくらい、井上さんの作品はナンセンスに浸りたいときに読みたくなります。
このヘンなえほん、ヘンです。とっても。でも、そのヘンがありえないヘンではなくって、結構あるある!って思えるヘンなんです。そこがいい。わざわざつくってない、ごく自然なヘンかもって思うと、うれしくなるんです。ヘン好きって、私だけじゃないと思うので、ぜひぜひたくさんの人にヘンを味わっていただきたい!
読むと、かちかちだった心がほぐれます。あ〜、こんなゆるさを心は欲していたんだなあって発見したり。理屈をぬきにして、おすすめしたくなる一冊です。