ミミズが苦手な私……。
でも、だからと言ってこの本を読みたくないとか
そういうことはまったく思いませんでした。
表紙の絵も可愛らしいし、本物のミミズが出てくるわけではないので
まったく心配していなかったのです。
ところが、読んでみたら思っていたよりもミミズの生態が
細やかに描かれているではありませんか。
絵は、あくまで可愛らしいのですが、内容が思ったよりも詳細で。
普段庭の手入れをしていて、たまに本物に遭遇することがあるだけに
リアルに思い描いてしまって、自分の想像にとても気持ち悪い思いを
させられてしまいました。
しかし、それだけにこの絵本は勉強になりました。
「ミミズは土を耕すんだよ、いい生き物なんだよ」
とは、よく聞いたことがありますが
この絵本を読むと、その言葉の理由が良く理解できます。
その上、お話はこどもの心を惹きつけるものになっていて
よくできた絵本だと思います。
4歳の息子も大好きで、毎日のように読んで読んでと
せがまれていますよ。