この絵本の表紙が印象的なのですが、お話は初めて読みました。勝手にうさぎの話だと思い込んでいましたので、ほかにも動物がたくさん出てきて驚きました。
自分のうちには食べ物があるから、困っているかもしれない友達にわけてあげようというしんせつな心をもったどうぶつたちのおはなしです。
そのしんせつがまわってうさぎさんのところにかぶが戻ってきます。自分のことだけでなくほかの人のことまで考える心というのはとても大事なことと思います。この本ではそんなメッセージが伝わりよかったと思います。
しかしながら私個人としては、もし私がうさぎならかぶはもどってきて欲しくないです。結局ありがた迷惑だったのかなとちょっとへこみますね。いらなくてもいいから受け取るのも思いやりではないかと思いました。
また、ストーリーにもうひとひねり欲しい感じもしました。少し違いますが「どうぞのいす」みたいな感じの方が私は好きかな。
ちょっと辛口意見でしたが、子供の反応はなかなかです。
なぜかうさぎさんにかぶがもどってくる結末を面白く楽しんでいました。