4歳5ヶ月の息子に読んでやりました。夏休みに出会った、ちょっと年上の男の子、おおはしくんとのお話。かめを見つけて、基地を作ってそこで大切に育ててといかにも男の子らしい遊び。そのカメが逃げてしまったことから、かめを逃がしてあげることにする、というとってもシンプルなお話。でも、この短いお話の中に、女の子の世界とは異なる遊びや男の子同士の心のやりとりみたいなのを感じることができました。なんかいいなーと思えて、ちょっとうらやましくなりましたね。ひとつかふたつくらい年上だと面倒見もいいし、頼りになるし信頼しやすいんでしょうね。同年代だとこうはいかないと思うので、そういうおにいちゃんとの友情を通して命の大切さを学ぶことができるんです。息子にもそういう近所のおにいちゃんがいたらいいね、と話しながら読んでやりました。自分ひとりだったら体験できない世界を絵本で体験したみたいでしたね。男の子のお子さんにはぜひ読んであげてほしい一冊です。