痛快話が好きな私は、’それゆけ!フェルディナント号’の題目だけで充分魅力的。手にとってみれば、表紙のフェルディナントさんにくぎづけ。期待してしまう。フェルディナント号が好きでたまらないフェルディナントさん、それゆえ起こる一騒動が二話。フェルディナントさんにしてみれば、きっと魔法の絨毯ごときフェルディナント号なんだろうけど、読んでるほうとしては「がんばれ!フェルディナント号」と応援したくなるような感じの車。娘は黄色のフェルディナント号が気に入った様子。多分彼らは、日々騒動を巻き起こしているに違いない。気づかぬうちに。