心が元気になる中川さんの絵本。いつもはユーモアにアハハと笑って元気をもらっているのですが、この本ではしんみりじんわり元気をもらいました。
絵も、中川さんの絵本にしては珍しくかわいらしい絵描きさんで新鮮でした。
ともだちって一朝一夕になれるものではない。最初はただの知り合いだったのに、さまざまな小さな、きづまりなこと、悲しいこと、くやしいこと、嬉しいこと、ありがたいこと、大好きなこと・・・を積み上げてなれるんだなあ、ということを、友だち関係で悩む子供達にわかってもらえるような絵本です。
ともだちなんていらないや、と思っているわにのウーと、ともだちになろうと簡単に近づいてくるうさぎのお話。この本ではウーの立場から描かれていますが、うさぎの立場からももう1つのお話ができそうです。
続編ができるといいな。