何の予備知識もなく、昨日の長男の誕生日会で、初めてこの本を読みました。
途中から、涙がこみあげて、つまってしまい、文字もぼやけて読めないほど・・・。久しぶりに、泣きながら読んだ本です。
80才のおばあちゃんの『ひみつ』は、天国のおじいちゃんと会って、40年ぶりにダンスをすること!・・・だなんて。
80才のおばあちゃんの、40年前って・・・今の私の年じゃないの〜!夫とラブラブの私にとっては、今、夫が逝ってしまったら、気が変になっちゃいそうだわ。
40年も思い続けて、やっと叶った夢。
文字のない、ダンスシーンが、胸にせまります。
実は、今年、同世代の(私よりもやや若い)友人が、38才の若さで最愛のだんな様を亡くされたのです。
涙を流しながらも、3人のお子さんと、前向きに歩き始めています。
その友人の姿に、しんばあちゃんの想いが重なり、こみあげてくる熱い感情を押さえることができなくなってしまいました。
優しい孫のゆうき君の、おばあちゃんを想う気持ちが、魔法のように、夢をかなえることができたように・・・
40年もの長い年月を待たなくても、友人の願いを今すぐにでもかなえてあげられたら・・・そんな思いでいっぱいです。
ぐいぐい惹きつけられるお話と、美しい色彩の絵、そして効果的に使われてる白黒の絵、そして、おばあちゃんと孫のあたたかい関係が伝わってくる手紙・・・。
想像以上に、素敵な絵本でした。