この作者の描くすばらしい絵が大好きで、思わず購入してしまった絵本です。内容も見ずに買ったのに、私の想像以上にすばらしい絵と文で読後にとっても不思議な気持ちになりました。このおじいさんは、きっと働き者で正直で自分の周りのすべてに感謝し日々を慎ましく生きていたんじゃないのかなと、勝手に想像してしまいます。そんなおじいさんだからこそ、こんなお迎えと旅立ちができたんじゃないでしょうか。
これは、4歳の息子にはちょっと早いないようかなと思い、そっと本棚に忍ばせていたのですが、目ざとく見つけて持ってきました。最初から最後まで、神妙な顔で聞いていましたが、読み終わると「ふー」と大きなため息をついてそのままそっとしていました。幼稚園から帰るとばあちゃんによく読んでもらっている絵本のようです。
「この本どう思った?」と聞きたいのは山々ですが、そうせずに自分から言ってくれる日を待ってみたいと思います。