前作の「マドレンカ」のとても幻想的な絵と、いろいろな国々の人々が出てくるお話がとても良かったので、
こちらのお話も期待して手に取りました。表紙の絵が、前作よりカラフルになっていて、ますます期待が
膨らみます!
犬がほしいマドレンカは、空想上の犬を連れて街にお散歩にでかけます。街の人々は、前作同様、温かく
マドレンカに話しかけてくれます。そして、その人々の持っているものの中に、それぞれしかけがあり、
そこを開くと、その人が子どもだった頃(マドレンカと同じ年位かな)の絵と、自分が想像する犬の絵が
描かれています。とても憎い演出!!
最後に、友達のクレオパトラと二人で、お互いの空想上の犬を連れて、世界中を旅するごっこも、とっても
楽しそう!子どもの頃の気持ちに戻って、胸が弾みます。
もちろん、一緒に読んでいた娘も、しかけを楽しみながら、私ならこの犬がいいなぁと想像を膨らませて
楽しんでいました。