「くれよんのくろくん」と一緒に購入したのですが、息子は乗り物がでてくるのでこっちの方が気に入ってるようです。
最初は、バスや船のために道路や海、バス停、港を描き、動かしたり、止まらせたり上手い表現と思っていたのですが・・・それだけではありませんでした。
危ないって忠告されてるのに新幹線を走らせたかったり、みんなに要求されるからつい断りきれなかったり・・・大人でも日常にありそうなことをくれよんに見立てて伝えてるなと思いました。
ダメって分かっていてもなかなか「ダメ」って言う勇気でないことってありますよね。
そんな感じでついに新幹線も走って線路を描いたくろくんとぶつかりそうになり、みんなが心配はするものの、責任転嫁をしたり・・・(走ったのは色つきくれよんが景色を描いた画用紙です)
実は乗り物すべてが粘土で、くろくんも新幹線も無事で粘土くんが「ケンカをしないで」ってまとめるのですが、ここは大人が読んでもとても素敵な台詞です。
最後は粘土くんがトロッコ電車になってゆっくりとみんなを乗せて走りくろくんもゆっくり線路を描いて最後に駅で終点にします。
イラストもきれいでかわいく、ちょっと3歳辞には難しいかなと思ったのですが内容もほのぼのとして素敵な1冊だと思います。
身の回りに起こりそうなことなのですんなり溶け込めたようです。