写真がとてもきれいです。
写真だからこそ、伝えやすいというのもあると思う。
ひとつひとつ形も色もみんな違うけれど、生きているものはみな同じ大切な命。
テーマはずばりこういうことでしょう。
でも、
「生きているものは虫も人間もみな同じなので、すべての命を大切にしましょう。」
と難しい言葉で語られるよりも、こうやって写真で見せながら短い言葉でつづられていると、「たしかにそうね。」って気持ちにすっと入り込んでくるような気がする。
子どもにとってもそれは同じでしょう。
読んだ後、
「だから何でも大切にしないといけないんだよ。」
なんて言葉をそえる必要はないでしょう。
この本は、すっと読んですっとなじむ、そんな本だと思う。