九州国立博物館の収蔵品、唐船・南蛮船図屏風の右隻「南蛮船図」をそのままパーツに切り取り各見開きに載せています。
通常の南蛮屏風には、左隻に南蛮船の出港が描かれているものなのだそうですが、この南蛮屏風は右隻に描かれているということです。
描かれた時代の検証や舞台となった港町について、構図の解説、そして鑑賞の面白さまで巻末に述べられています。
大人の方は、解説も含め堪能できますし、お子さんたちはお子さんたちの目線で楽しめる作品です。
私も幼い頃「鳥獣戯画」を画集で眺める機会がありました。
作者も歴史的経緯も知らぬ年頃でしたが、絵のユニークさにとても惹かれ何度も開いて見つめていました。
今でもその記憶が残っています。
こちらの作品は、信長のお屋敷にこのような屏風があったのでは?なんて思いを馳せながら楽しみました。