母親の愛を感じられない状況でことばを失ってしまう少女、あすか。
子どもを救うのが第一でしょうが、大人のほうも助けを必要としているのだと思います。
カウンセリングを先生に勧められたりもしますが、この母親のようになかなか素直に受けようという親は少ないのでしょうね。
主人公、兄、同級生等々、みんないい風に変わったのはいいことなのですが、やはりお話と違って現実は厳しいのだろうなと思います。
現実もこううまくいけばいいのに。
そのためにはこの本で説いているように、一人一人が考えていかなければならないのでしょうね。