この絵本を読んでみて、私はミューせんせいみたいに、こどもに向き合っているのだろうかと、ドキッとさせられました。こどもに読み聞かせてあげるつもりが、自分も考えさせられる絵本でした。こどもだけじゃなく、大人にもぜひ読んでもらいたい1冊です。
ある日、お当番さんがいなくて、窓を開ける人がいません。そんな時、ミューせんせいは、窓を開けて〜なんて、こども達に決して押し付けたりしません。まずは、お手本を自ら示して、あとはこども達に考える時間をあげます。そんなミューせんせいの関わり方から、こども達は自分達で考えて、「気づき」ます。この「気づき」が、こども達にとっては凄く重要なんですよね。なんだろう…と考える表情、ドキンドキン…としてる表情から、とっても真剣で胸がドキドキしている様子が凄く伝わってくる絵でした。
私は、この絵本を読み聞かせする時は、息子も絵本の中のお友達と同じように、ドキンドキン…を感じてくれるように、間をしっかりとってゆっくり読むようにしています。