他の方が同名タイトルの児童書の感想を書いていますが、私が手にしているホントはISBN番号が違います。表紙絵もナビで検索した時出てきたものとは全く違いました。(単行本とノベラとかの違い出ようか?)
私の持っている方は表紙絵は「いくえみ綾」さんで、主人公の理沙と66年前の雪子の寝転がっている絵が描かれています。
この本を教えてくれたのはボランティア仲間のお母さんでした。教えてくれてありがとう!!
(この感想は、東日本大震災が起きてから約1ヵ月半くらいの時期に書いています)
紹介してもらった時
「もしも、この話に出てくるような“特別な穴”があって、戦時中の人とか、震災で困っている人のところとかと繋がっていたら、私も理沙と同じように、なんでも入れちゃう。送っちゃう」と、そのお母さんはいっていました。
それで気になって探してきたら、
たまたま、下の子が「なんか面白い本ない?」と聞いてきたので、早速勧めてみました。
初めは「わぁ、こういう始まり方嫌い」とか怒っていたのに、読み始めるとじっと動かなくなり、そのまま最後まで読み切りました。
その後しばらくして、再度読み直し。
(字も大きく、内容がとても読みやすく簡潔に描かれているので、サラッと短時間で読めます)
「うん。最後は泣ける話だよ」と、ご満悦な感じで本を閉じました。
私は鼻をすすりながら読みました。
これはたくさんの子どもたちに読んでほしいです。
気軽に読めるし、今どきの子供たちの目線で理沙の言動が描かれているので、気持ちがわかりやすいと思います。
いろいろたくさん感想は書きたいけど、あまりゴチャゴチャいわずにまずは手にして読んでみてほしいので、
この本の中で、一番気に入った沢田君のお母さんのセリフを書きだしておきます。
『人が心からありがとうって言ってくれると、こっちこそありがとう、って気分になるよね。こんなうれしいこと味あわせてくれて、こっちこそ本当にありがとうって思うよね』