岩手に住む小学4年生の資(もと)は、下級生をかばって上級生をなぐってしまったため、
学校へ行くのが不安になり、単身赴任している父のところへ家出します。
その家出中、新幹線で出会ったのが一郎太という座敷わらしでした。
息子がちょうど小学4年生になったところなのですが、一人で新幹線に乗って家出ができるかな?と、そう考えるとこの資少年はとてもしっかりしたところがあるように思います。
東京で出会った子どもたちとの間に芽生えた友情、ケストナーの『エーミールと探偵たち』を彷彿させるところがありました。
男の子はけんかをしながら仲良くなるのでしょうか。
主人公が4年生ということや比較的短いお話だったので、最初は私の読み聞かせでしたが、途中から息子が一人で読んでいました。
4年生前後の特に男の子が親近感を持って読めそうなお話だと思います。
知らなかったのですが、課題図書にも選ばれたことがある作品のようですね。