パリの古いお屋敷に住んでいる12人の女の子の一人、マドレーヌ。
このシリーズの人気の秘密は何でしょう?
それは素朴な絵と、大胆なストーリー展開、
そして各地の名所がさりげなく登場することでしょうか。
この作品ではマドレーヌが初めてアメリカに行くこともさることながら
作者の死後、孫のジョンが補作する、という見事なコラボレーション作品となっています。
他にもマドレーヌではないですが、同じく魅力たっぷりの小品もあり、
マドレーヌファンにはうれしい1冊となっています。
それにしても、マドレーヌのひいおじいさんの遺産のすごいこと!
相変わらずマイペースのマドレーヌの失跡騒動はほほえましいです。
ラストはやっぱり、です。
素敵なミス・クラベルのいるお屋敷がマドレーヌにとっては一番ね!