もぐらくん(クルテク)の日常のありふれた風景だけれど、ひとつひとつの動作が驚きと喜びに満ち溢れていて、ついつい次のページをめくるペースが早くなってしまいます!
挿絵のミレルはクルテクについてインタビューで、クルテクはいつも機嫌が良く、不機嫌なときがないんだ、と語っておられました。
それはきっとクルテクが常に日常生活の中に驚きと喜びを見出しているからではないでしょうか!
壊れている傘でも大事に修理して、それで周りのみんなを幸せにしてあげるクルテク。
物を大切にする気持ちと、人に親切にする優しさには通じるものがあると感じてなりません。
絵本なのにアニメーションのようなテンポでお話しが進むので読みやすく、だから特に子供にとって親しみやすいと思います。
私も息子とケラケラと笑いながら何度も読みました。
幸せになれる絵本です。