いぬが怖い「ぼく」に、おとうさんが素敵なおまじないを教えてくれます。片手を開いて親指から「いぬ、い、ね、うし、とら」と指を折っていきグーにすると、4匹の動物で犬がおさえ込まれてしまうから大丈夫というのです。
このおまじないを使って、「ぼく」は犬を怖がらずに出かけることが出来、さらにおまじないを越えて、自分で手をパーにして犬と仲良くなることが出来るのです。
お話の中に「いぬ、い、ね、うし、とら」という言葉が何度も出てくるのですが、その度に子どもも指を折って「いぬ、い、ね、うし、とら」と唱えます。手遊びとお話を上手く融合した心憎い作品です。