やおやさんからの帰り道で
「これ、もっていき」と声がします。
え、誰? 私も次男もキョロキョロしますが
どこにも・・・いないよね?
でも、ページをめくるとおっちゃんが
「ひろくん、これもっていき」と畑から顔を出しました。
戻ってみると、いました。たしかに、おっちゃんが。
そして、また「これ、もっていき」
またどこからか声が。いないよね〜とめくったら
おばあちゃんがいました(笑)
おばあちゃんにトマトをもらって歩いていたら・・・
「これ、もっていき」
今度はなんとおじぞうさんでした。
宮崎ではこういうおじぞうさん、「たのかんさぁ(田の神さま)」と
呼ぶんですが、まさしく「たのかんさぁ」が声かけてきてます。
兄ちゃんも次男も、「すごい〜、おじぞうさんまで」
でも、次の「これ、もっていき」はドキドキでした。
入道雲、黒雲、突然の雨。
どうしよ〜!!!と泣きそうになったあとのオチは
もうホッとしました。
「コレ、もっていき」と言われたらどうする?と聞いたら
兄ちゃんは「いらん!」って言ってやるだそうです(笑)