わが子たちはどんぐりが大好きなので、興味持つかなぁと思って、選びました。
どんぐりには一年おきに、たくさんどんぐりがなる「なりどし」と
少ししかならない「ふなりどし」がある。
どうしてそうなるのか?を、作者のこうやすすむさんが考えたお話なんだそうです。
リスなどの小動物って、冬に備えてどんぐりを土に埋めるんですね。
で、食べるものがなくなると掘り出すのですが、
たいてい、多めに埋めるので、
自然と残りのどんぐりは、芽になり木になって、次のどんぐりになるわけです。
・・・が、動物が増えすぎてしまって、
食べ残しのどんぐりが全然ないどんぐりの若木が育たないという事態に・・・
大弱りの、どんぐりの老木たちは、どうしたもんかと会議を開きます。
さて、どういう結末になったのかというと、大人も「へぇ〜〜〜ほぉ〜〜〜」と思う展開でした。
食物連鎖ってやつですね。
科学絵本なので、作者の単なる空想ではなく、ちゃんと理論に基づいたものなのでしょう。
でないとこんなに説得力があるはずないですもん。
ちゃんとお話としても楽しめるようになっています。
長男は、こうだから、こうなって、それがまた原因でこうなって・・・という思考回路が
「???」とこんがらがるみたいで、まだちょっと理解するには難しかったみたい。
まず「ふなりどし」の「ふ」の意味が分からなかったみたいですし。
補足したり、説明しながら読みました。