カモシカの誕生から、子別れまでを、静かに優しく、いもとようこさんの独特な絵で語ります。
子別れのシーンは、テレビの動物番組などでもよく目にしますが、やはり、人間の(子離れできてない)親にとっては、胸がしめつけられる気がします。
次女も目にいっぱい涙をためて聞いてます。
でも、これが自然なんだ!
ひとりで強く生きていかなければならない、自然界の掟を、とてもわかりやすく伝えてくれる絵本だと思います。
ゆきぽんさんもおっしゃってるように、赤やピンクの文字は、何だか浮いてしまって、せっかくの雰囲気を壊してしまってるような気がして、残念です。
いもとさんのあとがきにもあるように、
『人間もちょっぴり見習った方がいいかも・・・。」
胸に突き刺さるひとことですね。