突然終わってしまった、人々の営み。
家族を探し回って、被爆してしまい、死んでしまった人。
心に迫るものがありました。
原爆と同時に、時間が止まってしまったもの。
持ち主を失い、今も持ち主を探し続けています。
この絵本を読んで、一番驚いたのは、この絵本を作っているのが、原爆を投下したアメリカ人であること。
アメリカでの原爆についての教育に疑問を投げかけ、原爆について真剣に向き合っている姿が伝わりました。
子どもたちに伝えたい「戦争の恐ろしさ」「原爆の悲惨さ」「戦時中でも人々の営みがあったこと」すべてが集約されている絵本だと思います。