影絵がとても美しい絵本です。
お祭りで大人がパイ食い競争をしている間に赤ちゃんたちがハイハイして行ってしまいます。
それに気づいたお兄ちゃんが一人で追いかけて大奮闘。
影絵なので登場人物たちの表情は分かりませんが、だからこそ、自由に想像力を働かせて楽しむことができます。きっとこのお兄ちゃん、焦りまくってるんだろうなぁとか、それに引きかえ、赤ちゃんたちは好奇心旺盛な顔でどんどん進んでるのかしら、とか。
親の立場としては、自分たちの不注意であわや大惨事!だったとき、どんな表情で赤ちゃんを迎えるのか気になります・・・。
娘はいつも逆さまにぶら下がってる赤ちゃんがお気に入り。おうちに帰ったあともやっぱり・・・で笑えました。いったいどんな家族?
私は、時間とともに変化する背景の色がとてもキレイで見とれてしまいました。