ぴよちゃんシリーズは絵がかわいくてお話も優しいので親子で気に入っています。内容ももちろんですが、私は特に、表紙のぴよちゃんの寝顔に釘付けになりました。安心しきったような無防備な寝顔。子供ってああいう顔して寝てるし、日中どんなに大変でも、寝顔を見るとかわいいなあって改めて思い、癒されます。
さて、このお話は、夜なかなか眠れなかったぴよちゃんがねこさんと一緒に夜のお散歩に出かけていくお話です。水に映ったお月さまをとろうとねこさんが水に飛び込んだり、お月さまが雲に隠れて真っ暗になってしまったり、ちょっとした冒険です。ぴよちゃんが「お月さまがついてくる」と言うところ、確かに自分も小さい頃はそう思っていたなあと、子供の目線を思い出させてくれました。
「おやすみなさい」のお話なので、寝る前の絵本タイムの締めにしています。子供たちも「ぴよちゃんは?」と言って絵本を探したりしています。お月さまが雲に隠れて真っ暗になってしまうと「こわい〜」と言うのですが、でも好きなようで何回も見ています。前半のお月さまにはお顔はないのですが、帰りにねこさんの背中で寝てしまったぴよちゃんを見守るお月さまだけはにこにこしていて、「にこ〜」と言って喜んでいました。草むらにはてんとうむしがいたりして、そんな細かいところも子供たちはよく見ています。大好きな本なので実家に泊まりに行くときなども必ず持参する本の1つです。