がいこつが目を覚ますと、しゃっくりが出ている。
いつものように、シャワーをあび、歯をみがき、骨のお手入れをしている間じゅう、しゃっくりが出ている。
おばけは、がいこつに、しゃっくりをとめる方法を色いろと教えるんですね。
「息をとめてごらん。」...でも、がいこつって息してるのかな。
「砂糖を食べてごらん。」...食べる端から、骨をすりぬけて、砂糖がこぼれていく。
「指で目玉を押さえてごらん。」...でも、目玉がない。
「水を飲んでごらん。」...やっぱり、そのまま、水が漏れていくだけ。
おばけが恐い顔をしても、「わぁっ。」と脅かしても、しゃっくりはぜんぜん止まらない。
でも、おばけが持ってきた鏡をのぞきこんだがいこつ。
鏡に映った自分の顔に驚いて、しゃっくりはぴたりと止まったのでした。
「がいこつ」と「しゃっくり」っていう組み合わせがとてもおもしろい。
がいこつが、しゃっくりを止めるために、砂糖飲んだり、指を目で押さえたり...でも、ぜんぜんうまくいかないところが、おもしろくて、なかなかユーモアにとんだ絵本です。