今森光彦さんの写真絵本。
琵琶湖で漁を行う80歳を超えたおじいちゃんの四季が描かれています。
手つかずの自然というよりは、ヨシなどは刈り取ってその後火で燃やして、そのことが生態系を維持するのにも役立っています。
絵本の中にある「いきものを気づかうあたたかいまなざしと、自然に感謝する気持ち」、人間も自然の一部であるという思いがあれば、
むやみに自然を破壊するようなことはないと思いますし、自然の立場にたった暮らし方ができるのではないかと思うのです。
工業化と共に、私たちは自然を壊して、壊したことが公害となって自分の住む場所や健康を害してしまったことがあります。
写真の映し出す風景はどれもとても美しく、日本の水辺の美しさを改めて感じました。
この先、100年経ってもこの美しさがこのまま残りますように。
私たちは、目先の利益に囚われてもう自分たちの手で環境を破壊するようなことに加担してはいけないのだと思います。