実際に書店で手にとって、絵がすばらしく一目ぼれ状態でした。
あたたかくやわらかそうなくまの親子もそうですが、
背景の木々、葉っぱ、空に浮かぶ三日月!
水彩でうすく色付けされているのがなんともいえなくいい。
少し厚手のしっかりした紙が使われていて、美術の本みたい。
素敵な絵本を作ってくれてどうもありがとう、
なんて思ってしまいす。
内容ですが、子供が親の愛を確かめたくて質問する話。
確かに兄弟がいると、どちらが好きかはっきり言ってほしくて
聞きますよね。自分の子供時代を思いだしました。
どうい言って納得させるのかなあと思ったら、
おとうさんくまは見事な返事をします。
読後感がとてもいいですね。
お父さが、不安になる子供たちひとりひとり(一頭?)に
人と同じでなくてもいいんだよ。そんなの関係ないよ!と
力強く答えているのが好感を持てます。